このは【木の葉】

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数え方(読み方)・単位

一枚 (いちまい) 、一葉 (いちよう)

解説

広く葉について、平面的な形をしている葉は「枚」で数えます。針葉樹の葉は「本」で数えます。「最後の{一葉 (いちよう) |一葉 (ひとは) }」のように、「葉 (よう) 」「葉 (は) 」で数えることもあります。ひとつの軸から出ている葉の数は「三つ葉」「四つ葉」のように、「つ」で数えます。

意味

①樹木の葉。特に紅葉した葉や落葉をいう。《季・冬》
*古事記〔712〕中・歌謡「狭井河よ 雲立ち渡り 畝火山 許能波(コノハ)さやぎぬ 風吹かむとす」
*万葉集〔8C後〕一・一六「秋山の 木葉(このは)を見ては 黄葉をば 取りてそしのふ〈額田王〉」
*源氏物語〔1001〜14頃〕紅葉賀「色々に散りかふこのはの中より、青海波の輝き出でたる様」
*俳諧・玉海集〔1656〕四・冬「空はれてちれる木葉やひでり雨〈貞室〉」
*尋常小学読本〔1887〕〈文部省〉一三「蟻は、木の葉を得て、始めて大船に乗りたる心地し」
 
②(①が小さく、軽いものであるところから)小さいもの、つまらない取るに足りないもののたとえ。こっぱ。接頭語的に用いられる。「木の葉天狗」「木の葉武者」「木の葉坊主」「木の葉六方」など。
 
③能楽の小道具の一つ。「三輪(みわ)」「采女(うねめ)」などの前シテが手に持つ神詣での榊(さかき)や、仏参の樒(しきみ)に似せたもの。本物の葉がついた小枝などもある。
 
④鳥「せっか(雪加)」の異名か。
*大和本草〔1709〕一五「このは 其大如雀。淡黒なり」

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