こおり【氷/凍】

《スポンサードリンク》
 

数え方(読み方)・単位

一個(いっこ)、一粒 (ひとつぶ) 、一枚 (いちまい) 、一片 (いっぺん) 、一かけ(ひとかけ)、一塊 (ひとかたまり) 、一杯 (いっぱい) 、一袋 (ひとふくろ) 、一本(いっぽん)

解説

製氷皿で作る飲み物などに入れる氷は「個」「粒」などで数えます。氷のかけらは「片」「かけ」などで数えます。水溜 (みずた) まりや池に張る氷は「枚」、氷のブロックは「塊」で数えます。かき氷やアイスペールに入っている氷は「杯」で分量の目安を表します。袋入りの氷は「袋」で数えます。また、氷の塊は135kgまたは180kgで「1本」と数える習慣があります。

意味

(動詞「こおる(凍)」の連用形の名詞化)

①こおったもの。水が氷点下の温度で固体化したもの。また、液体の凍結によって生じる固体。水より軽いので水に浮く。比喩的に、冷たいものや冷たくて鋭いもののたとえにもいう。ひ。→氷(こおり)す。《季・冬》

*日本書紀〔720〕仁徳六二年(前田本訓)「土を掘ること丈余(ひとつゑあまり)、草を以て其の上に蓋(ふ)く。敦(あつ)く茅荻(すすき)を敷きて、氷(コホリ)を取りて、以て其の上に置く」
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕一「氷 四声字苑云氷〈筆反 和名比 一云古保利〉水寒凍結也 凍〈音東 又去声〉寒水結氷也」
*後撰和歌集〔951〜953頃〕冬・四七七「氷こそ今はすらしもみよしのの山のたきつせこゑもきこえず〈よみ人しらず〉」
*宇津保物語〔970〜999頃〕俊蔭「わが袖のとけぬ氷をみる時ぞむすびし人もありとしらるる」
*名語記〔1275〕八「冬のこほり如何、氷也、凍也」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Couoriga (コヲリガ) ハル」
*俳諧・誹諧初学抄〔1641〕「茶の水に我とふたする氷哉〈守武〉」
 
②「こおりがさね(氷襲)」の略。
 
③「こおり(氷)の刃(やいば)」の略。
*雑俳・柳多留‐一二二〔1833〕「御神徳氷で敵の火をしめし」
 
④「こおりみず(氷水)」の略。
*東綺譚〔1937〕〈永井荷風〉九「お雪はわざと荒々しく匙の音をさせて山盛にした氷を突崩した」
 
⑤能楽の小道具の一つ。木を平たくして銀紙を張り氷塊に擬したもの。「氷室(ひむろ)」の曲に用いる。

《スポンサードリンク》
 



数え方人気 [TOP50]ビジネス文書数え方
季節用語の数え方名数一覧(1~100)