こしき【甑】

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数え方(読み方)・単位

一台(いちだい)

解説

米類や豆類を蒸す道具のことで、「台」で数えます。
⇒むしき(蒸し器)

意味

昔、米や豆などを蒸すのに用いた器。鉢形の瓦製で、底に湯気を通すいくつもの小穴をあけ、湯釜(ゆがま)にのせて蒸した。のち、方形または丸形の木製とし、底にすのこをしいたものを蒸籠(せいろう)という。こそき。
 
*日本書紀〔720〕大化二年三月甲申(寛文版訓)「復、百姓、他(ひと)に就きて甑(コシキ)を借りて飯を炊くこと有り」
*万葉集〔8C後〕五・八九二「竈(かまど)には 火気(ほけ)ふき立てず 許之伎(コシキ)には 蜘蛛の巣懸きて〈山上憶良〉」
*新撰字鏡〔898〜901頃〕「己之支」
*宇津保物語〔970〜999頃〕吹上上「廿石いるかなへどもたてて、それがほどのこしきどもたてて、いひかしぐ」

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