数え方(読み方)・単位
一本(いっぽん)、一枚 (いちまい) 、一点(いってん)
解説
広く帯について、細長い物を数える「筋」「条」を用いて数えることもあります。商品としては「点」でも数えます。
⇒おび(帯)
意味
①腰に締める帯。
*俳諧・犬子集〔1633〕一七「天のはらも十月めにうむ小春哉 時雨の雲は山のこしおび」
*人情本・春色梅児誉美〔1832〜33〕後・一二齣「しくはんつなぎの腰帯(コシオビ)は、おなんど白茶の金まうる」
*日本橋〔1914〕〈泉鏡花〉四七「床の間の桜を見た時、酔った肩はぐたりとしながら、キリリと腰帯が、端正(しゃん)と緊る」
②束帯(そくたい)の時、袍(ほう)の腰をたばねる黒塗りの革帯。石帯(せきたい)。ようたい。
*日本書紀〔720〕天武五年正月癸卯(北野本訓)「高市皇子より以下、小錦より以上の大夫等に、衣袴褶腰帯(こしオヒ)、脚帯(あゆひ)及び、机〓(おしまつき)賜ふ」
*男官装束要領抄〔1716〕上・石帯(古事類苑・服飾一五)「有文玉、無文玉、馬脳、犀角、烏犀の品あれども、いづれもをしなべて、俗に、石帯といへり。本名、是を腰帯といひ、或は、革帯といふ」
③水干(すいかん)、狩衣(かりぎぬ)、水衣(みずごろも)、法被(はっぴ)などの上に結び、前にたらす細幅の飾り帯。能装束にも用いる。
*装束集成〔1754頃か〕七・布衣集成「装束深秘抄、狩衣条下云、腰帯、或云、宛腰、狩衣の色に随て其切を用ふ」
④婦人の和服の付属品。下締めの帯。衣服を身長に合わせて着て、そのあまりの腰にためた部分を帯の内側に整えるため、腰に結ぶ幅の狭いひも。かかえおび。
*書言字考節用集〔1717〕六「コシヲビ 腰帯 同」
*物類称呼〔1775〕四「腰帯 こしをび。東国にて、こしをびといふ物を 畿内にて、かかえをびと云」

