こうどう【講堂】

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数え方(読み方)・単位

一つ(ひとつ)、一堂 (いちどう)

解説

「堂」は広く高い部屋や御殿を表す語で、聖堂や講堂を数えます。

意味

①(コウダウ)仏語。寺院の建物のうち、経典を講義したり説法したりする堂。本尊を安置し、講師はその前の礼盤で講じ、大衆は左右に分かれて聴聞する。ふつう、金堂のうしろに建てられている。

*大安寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年〔747〕(寧楽遺文)「一口講堂長十四丈六尺広九丈二尺柱高一丈七尺」
*色葉字類抄〔1177〜81〕「講堂 寺家分 カウタウ」
*平家物語〔13C前〕一・内裏炎上「大宮二宮以下、講堂中堂すべて諸堂一宇ものこさず焼払て」
*風姿花伝〔1400〜02頃〕四「南都興福寺の維摩会に、講堂(カウダウ)にて、法味を行ひ給ふ折節、食堂(じきだう)にて、舞延年(まひえんねん)あり」
*仮名草子・仁勢物語〔1639〜40頃〕下・六六「難波の寺に行きけり。蓮池を見れば、鮒どものあるを見て、難波寺講堂の前の蓮池に これや近江の海渡る鮒」
 
②(カウダウ)学校、会社などで、多くの人を集めて儀式を行なったり、講義や講演をする建物、または室。

*西洋聞見録〔1869〜71〕〈村田文夫〉前・中「此大病院には書庫、宝庫、講堂あり」
*東京日日新聞‐明治一五年〔1882〕五月一〇日「本郷なる大学医学部の構内へ、新に講堂并びに生徒舎を取設けらるる由にて」
*若い人〔1933〜37〕〈石坂洋次郎〉下・二三「間崎は故意と人から遅れて広い講堂に一人ぽっちになった」

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