こうえん【公園/公苑】

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数え方(読み方)・単位

一個(いっこ)、一つ(ひとつ)、一箇所(いっかしょ)

解説

庭園や公園などは文語で「園」と数えます。

意味

公衆の休養、保健、観賞などのために設けられた庭園、または地域。国立公園など、指定された広大な地域をいう場合もある。
 
*航西日記〈渋沢栄一〉慶応三年〔1867〕四月一二日「ボアデブロンギュは都下遊憩の最大なる公園にて」
*広益熟字典〔1874〕〈湯浅忠良〉「公園 コウヱン カミノヲニワ」
*米欧回覧実記〔1877〕〈久米邦武〉一・三「西洋人は外に出て盤遊を楽む、是一小邑も必公苑を修むる所なり」
*花柳春話〔1878〜79〕〈織田純一郎訳〉三五「朝夕には公園に騎行し」
*即興詩人〔1901〕〈森鴎外訳〉慰藉「聚珍舘(ムゼオ、ボルボニイコ)、劇場、公苑など尋ねめぐりて」
*吾輩は猫である〔1905〜06〕〈夏目漱石〉九「其場所は小川町の勧工場であるか、上野の公園であるか」

語源

①欧米の公園制度の導入とともに造られた語で、万延元年(一八六〇)の遣米使節団員の記録では「遊園」〔玉虫左太夫「航米日録‐五」〕とか「逍遙園」〔佐野鼎「訪米日記」〕と呼ばれている。
 
②挙例の「広益熟字典」のように、当初「公園」の「公」は「官」と理解されたふしがあるが、明治六年(一八七三)に全国社寺境内、公有地を万人偕楽の地とし、「公園と可被相定に付」という太政官布告が出て、「上野」「浅草」等の公園の名とともに一般化した。

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