数え方(読み方)・単位
一合 (いちごう) 、一基 (いっき)
解説
「合」は蓋 (ふた) のある容器を数える語です。「基」は据えて使うものを数える語です。
意味
①香(こう)をたくのに用いる器。陶器、または銅、金、銀などで作り、置(おき)香炉、柄(え)香炉、釣(つり)香炉など種々の形がある。香盤。
*日本書紀〔720〕天智八年一〇月「仍て金の香炉(かうろ)を賜ふ」
*栄花物語〔1028〜92頃〕鳥の舞「もろもろの宝のかうろには無価の香をたきて」
*三国伝記〔1407〜46頃か〕二・一三「帝尺即ち夜叉が坐せる前に到り右の肩を顕し香炉を捧て香をたき恭敬尊重す」
*浮世草子・好色一代男〔1682〕五・三「酔覚(えいさま)しに千年川(ちとせがわ)といふ香炉(カウロ)に厚割の一木(ひとき)を焼(たき)てきかせけるに」
②「こうてい(香亭)」に同じ。