こうせい【構成】

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数え方(読み方)・単位

一つ(ひとつ)

解説

例えば3つの構成から成るものを「三部構成」といいます。

意味

①組織、形、理論などを組み立てること。また、組みたてたもの。

*音訓新聞字引〔1876〕〈萩原乙彦〉「搆成 コウセイ カマヘナス」
*小説神髄〔1885〜86〕〈坪内逍遙〉下・文体論「題目搆成(カウセイ)の法は別に一定の規もなければ」
*吾輩は猫である〔1905〜06〕〈夏目漱石〉九「とりも直さず彼の頭脳が不透不明の実質から構成されてゐて」
*青年〔1910〜11〕〈森鴎外〉七「倫理は自己の遵奉(じゅんぽう)する為めに、自己の構成(コウセイ)する倫理である」
*日本国憲法〔1946〕四二条「国会は、衆議院及び参議院の両議院でこれを構成する」
 
②文芸、音楽、造形芸術、演劇などの諸芸術で、それぞれの自律的世界を形成するために、表現上の素材を独自の手法で組み立て秩序づけること。特に絵画、写真の場合は構図という。コンストラクション。

*苦笑風呂〔1948〕〈古川緑波〉ロッパ放談「僕の脚本『お化け道中』には、使ひ古したギャグは在っても、いい加減な構成は決してなかったつもりである」
 
③カント哲学で、経験によらず概念的思考によって対象を組み立てること。

*いろは引現代語大辞典〔1931〕「構成(コーセイ) 哲学上では経験の助けをからずに概念の演繹のみによりて認識を得、又は現象を解し、思想を組立てること」

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