こうざ【講座】

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数え方(読み方)・単位

一つ(ひとつ)、一齣 (ひとこま・ヒトコマ)、一講座(いちこうざ)

解説

演目を数える「本」を用いて講座を数えることもあります。

意味

①講義の座席。講師のすわる席。
*霊異記〔810〜824〕中・一五「明朝(あくるあした)講座に登りて言はく」
*談義本・闡提老翁辻談議〔1770〕「時に聴衆に一人あり講座(カウザ)間近く進み出で」
*破戒〔1906〕〈島崎藤村〉一五・四「墨染の法衣に金襴の袈裟を掛け、外陣の講座の上に顕はれたところは」
 
②大学院をもつ大学におかれる研究、教授のための組織。学問体系上、一定の独立性を持ち、教授、助教授、助手の人的組織から成る。
*帝国大学令(明治一九年)〔1886〕一七条「各分科大学に講座を置き教授をして之を担任せしむ」
*東京朝日新聞‐明治四〇年〔1907〕五月三日「赤門を潜り込んで講座へ上らうとする候補者は〈略〉一々聞いて歩いたら余程ひまを潰す位に多いだらう」
 
③大学で行なわれる講義。
*ヰタ・セクスアリス〔1909〕〈森鴎外〉「講座は哲学史を受け持ってゐて、近世哲学史の講義をしてゐる」
*竹沢先生と云ふ人〔1924〜25〕〈長与善郎〉竹沢先生富士を観る・二「それから東京のある大学で二年程美学の講座をうけ持たれた事がある」
 
④一定の主題に従った講義形式をとり、体系的に編成された講習会、出版物、放送番組。
*現代史への試み〔1949〕〈唐木順三〉二「何々文庫、何々叢書、何々講座の発行書肆を富ましたのみではない」

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