こうぞう【構造/搆造】

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数え方(読み方)・単位

一つ(ひとつ)、一構造(いちこうぞう)

解説

文語では「構造」でも数えます。

意味

①種々の材料を用い、組み立てて作ること。また、その作り方や部分部分の作られ方。つくり。くみたて。

*十善法語〔1775〕一「今あらたに構造することにはあらず」
*日本開化小史〔1877〜82〕〈田口卯吉〉二・三「其神経の構造を変性せしめ之を其子に遺伝し」
*真理一斑〔1884〕〈植村正久〉五「上皮なるものを搆造して胃腑の保護に充てたりと」
*小説神髄〔1885〜86〕〈坪内逍遙〉下・小説法則総論「いくらかはじめに土台をまうけてさて搆造(カウゾウ)に着手せざれば」
*日本風景論〔1894〕〈志賀重昂〉四「寒風山火山脈の西南端なる妙高火山彙より東南走して浅間、富士を崛起し、伊豆半島を搆造し」
*流行〔1911〕〈森鴎外〉「此家は今目に見えてゐる周囲の構造(コウザウ)が寺らしくても、寺ではない」
*心理文学の発展とその帰趨〔1930〕〈瀬沼茂樹〉自我の解体と現代心理小説「反個人主義の内容を階級意識として呼ばれる集団意識の構造する世界観において理解し」
 
②構造主義で、ものごとを成り立たせているもの相互の機能的連関をいう。
 
③数学で、集合とそこで定められた演算、集合とそこで定められた関係など、集合とそれが持っている集合論的対象とから組み立てられるもの。現代数学の対象はすべてこの意味での構造と考えられる。数学的構造。

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