ぐんばい【軍配/軍敗】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一枚 (いちまい)

解説

軍配団扇 (うちわ) のことで、「本」「枚」で数えます。

意味

(「ぐんぱい」とも)

①(─する)軍隊の指揮をすること。また、その指揮をとる人。
*玉塵抄〔1563〕一〇「まくの中で兵法を行て弓矢にかつぐんばいをしたぞ」
*上井覚兼日記‐天正四年〔1576〕八月一九日「此日終日諸口に合戦候、寔入日を招返せしも如此にて候つる哉と覚候、軍敗川田駿河守也」
*甲陽軍鑑〔17C初〕品一一「京流の兵法も上手也、軍配(クンバイ)をも存し知仕りたる者也」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Gunbai (グンバイ)〈訳〉戦争の事について占い、判断する人で、出発するべき日や戦いをしかけるべき日などを占う者」
*読本・椿説弓張月〔1807〜11〕残・六五回「短兵急に攻給はば、備なき賊の軍兵、一戦に滅ぶべし。とくとく軍配(グンバイ)し給へ」
 
②(─する)転じて、機を見て進退すること。かけひき。商略。
*滑稽本・浮世風呂〔1809〜13〕四・中「サ、それも商の掛引。コリャ軍配(グンバイ)といふもんぢゃ」
 
③「ぐんばいうちわ(軍配団扇)(1)」の略。
*浄瑠璃・近江源氏先陣館〔1769〕七「母は悦び軍団(グンパイ)にてあふぎ立てあふぎ立て」
 
④「ぐんばいうちわ(軍配団扇)(3)」の略。
*西洋道中膝栗毛〔1870〜76〕〈仮名垣魯文〉五・上「両人をよせあはせヤットひきたるぐんばいにふたりはいちどにたちあがるに」
*読売新聞‐明治三八年〔1905〕二月六日「相撲司吉田家より紫総の軍配と福草履を允され」

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