数え方(読み方)・単位
一つ(ひとつ)、一節 (いっせつ) 、一区(いっく)、一区切り(ひとくぎり)
解説
「節」は文章や音楽などの区切りを数える語です。プロ野球などの試合日程の区切りも「節」で数えます。「区」は区切った場所・区切りを表す語です。一段落することを「ひと区切り」といいます。
意味
①(「くきり」とも)ことば、文章で、意味や内容の上でまとまりをもった部分や発音の切れ目。また、その切れ目をつけること。くぎれ。
*日葡辞書〔1603〜04〕「Cuqiri (クキリ)〈訳〉点による文書中の句切り」
*和英語林集成(初版)〔1867〕「Kugiri (クギリ)ヲツケル〈訳〉句読点で切る」
*土〈長塚節〉序〔1912〕〈夏目漱石〉「再びそれを取り上げて、矢鱈な区切から改めて読み出す勇気を鼓舞しにくかったので」
*今年竹〔1919〜27〕〈里見〓〉三人上戸・一〇「『いえ、まったく、万一、万々が一にも…』と、一言々々の区切に一々洟(はな)を啜りあげながら」
*古典と現代文学〔1955〕〈山本健吉〉談笑の世界・四「韻文形式であり、句切を設けて、平生より緩やかな速度で、節をつけて読み上げるのである」
②物事のけじめ。段落。くぎれ。
*安愚楽鍋〔1871〜72〕〈仮名垣魯文〉三・上「どうかこれでおさけはちょんとくぎりの飯をしめるとしやせう」
*西洋道中膝栗毛〔1874〜76〕〈総生寛〉一二・依頼之記「此辺で船を乗換させんと、亜欧の境ひを区分(クギリ)にて」
*或る女〔1919〕〈有島武郎〉前・上「葉子と木部との間柄はこんな他愛もない場面を区切りにしてはかなくも破れてしまった」
*夢の浮橋〔1970〕〈倉橋由美子〉花野「白い足袋の動きが目にさわやかでしたね。あれで今年の夏が終ったという、区切りがついた気がする」

