くわがたむし/クワガタムシ【鍬形虫】

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数え方(読み方)・単位

一匹 (いっぴき) 、一頭(いっとう)

解説

希少価値の高いものは「頭」でも数えます。
くわがた虫・クワガタ虫

意味

コウチュウ目クワガタムシ科に属する昆虫の総称。体はやや平たく、一般に褐色または黒色でつやがある。頭部が大きく、角(つの)状にのびた一対の大あごがあり、兜(かぶと)の鍬形に似ているが、雌の大あごは小さく目立たない。体長約一センチメートルから、大きいものは大あごを含めて約一〇センチメートルに達する。

ナラ、クヌギ、クリなどの樹液を吸い、灯火にも集まる。幼虫は円柱状で太く、朽ち木などの材部を食べて成長。ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、ヒラタクワガタなど日本に四二種が分布する。くわがた。学名はLucanidae 《季・夏》
 
*生物学語彙〔1884〕〈岩川友太郎〉「Stag beetle クワガタムシ」
*思ひ出〔1933〕〈太宰治〉二「見ると普通のくはがたむしであった」

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