まい【舞】

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数え方(読み方)・単位

一差 (ひとさし) 、一手 (いって)

解説

日本舞踊では、踊りを「差し」で数えます。「手」は舞や能など、決まって行う一連の動きや技を数える語です。

意味

①音楽または歌謡の調べに合わせて身体・手足を旋回するように動かし、さまざまの姿態を演ずること。→語誌。
*古事記〔712〕下・歌謡「呉床居(あぐらゐ)の 神の御手もち 弾く琴に 麻比(マヒ)する女(をみな) 常世にもかも」
*源氏物語〔1001〜14頃〕紅葉賀「同じまひのあしぶみおももち、世に見えぬさまなり」
*浪花聞書〔1819頃〕「舞(マヒ) 江戸でいふ踊なり、盆に大勢列なり踊をばおどりといふ」
*唱歌・羽衣〔1919〕〈葛原〉「あれ、天人は羽衣の、舞(マヒ)を舞ひ舞ひ、帰り行く」
 
②能楽で、謡なしで伴奏器楽に合わせて、手をさしひき、足を踏むなど、基本的な型を続けてゆく演技。能の基本技。序の舞・早舞・男舞・楽・神楽・乱(みだれ)など。狂言では器楽のはいるものとはいらないものとがある。舞事。
*風姿花伝〔1400〜02頃〕一「舞・働の間、音曲、若くは怒れる事などにてもあれ、風度し出ださんかかりを、うち任せて、心のままに、せさすべし」
 
③曲舞(くせまい)のこと。また、それを舞う女性。
*風姿花伝〔1400〜02頃〕二「まひ・白拍子、又は物狂などの女懸り」

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