まきもの【巻き物】

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数え方(読み方)・単位

一巻 (いっかん) 、一本(いっぽん)、一軸 (ひとじく) 、一幅 (いっぷく)

解説

書物としての巻き物は「巻」、掛け軸などは「本」「軸」でも数えます。掛け物・軸物・絵画一般・レリーフ(浮き彫り)などは「幅」でも数えます。

意味

①書画や文章などを書いた横に長い紙を表装して、軸に巻いたもの。巻軸。横巻。巻子本。巻文。
*源氏物語〔1001〜14頃〕梅枝「さうし・まき物の皆かかせ奉り」
*無名抄〔1211頃〕「宮内卿は始めより終まで草子・まきものとりよみて」
*天草本伊曾保物語〔1593〕イソポの生涯の事「ココニ ショウゼキガ アルト マウシテ、ヒトツノmaqimonouo (マキモノヲ) ササゲタ」
 
②軸に巻いた反物。
*御伽草子・ささやき竹〔室町末〕「これはたうざのひきでものなりとて、こがね十りゃう、まき物十ぴき、なかのりに下され」
*御湯殿上日記‐天正七年〔1579〕九月一四日「むら井にはあをきまき物一たんつかはさるる」
*仮名草子・都風俗鑑〔1681〕一「或は繻子をうらがへし、唐、和(やまと)の巻(マキ)物さまざまなり」
 
③能楽の小道具の名。経文、勧進帳などの類。「安宅(あたか)」「大会(だいえ)」などに用いる。
 
④巻鮨をいう、盗人仲間の隠語。〔日本隠語集{1892}〕

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