まむし/マムシ【蝮】

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数え方(読み方)・単位

一匹(いっぴき)

解説

広く蛇(へび)について、原則として「匹」で数えますが、ヘビのオモチャなどは「本」「個」でも数えます。
⇒へび/ヘビ(蛇)

意味

①(「真虫」の意)有鱗目クサリヘビ科の毒ヘビ数種の総称。ニホンマムシ、ツシママムシ、ウスリーマムシなどがいる。
 
②クサリヘビ科の毒ヘビの一種。特にニホンマムシをさす。全長約六〇センチメートルに達する。頭は三角形で、くびは細く、尾部は細くて短い。体色はふつう灰褐色の地に暗褐色の輪状の斑紋(はんもん)が並ぶが、俗にアカマムシと呼ばれる赤褐色型もある。毒牙は管牙で、かまれたときは早期に血清注射をすれば死ぬことはまれである。対馬や南西諸島を除く日本各地に分布。水辺に近い草むらを好み、ネズミ・カエルなどを捕食。卵胎生。古くから蝮酒、黒焼などにして薬用にされる。くちばみ。はみ。たじひ。学名はAgkistrodon blomhoffii 《季・夏》
 
*勝山記‐文亀元年〔1501〕「極月小かんの内に、まむし雪中に出て人の足辺を廻る」
*随筆・独寝〔1724頃〕下・一一九「或は人の蝮などにさされたる者有て」
*我鬼句抄〔1917〜19〕〈芥川龍之介〉夏「曇天や蝮生き居る罎の中」
 
③他人に恐れきらわれる人にいう語。蛇蝎(だかつ)。
*俳諧・野の錦〔1767〕「ああままと・まむしの中へ嫁入して」

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