数え方（読み方）・単位
一棟 (いっとう) 、一棟 (ひとむね) 、一戸 (いっこ) 、一邸 (いってい)
解説
マンションの建物全体は「棟」で数えますが、個々の世帯用の部屋は「戸」で数えます。例：「新築マンション520戸販売」
販売業者が高級感を出したい場合に「邸宅」の「邸」を使って販売戸数を数えることもあります。マンションの部屋は「室」で数えます。
意味
（｛英｝mansion 大邸宅の意）
中高層建築の集合住宅。日本では、昭和三五年（一九六〇）ごろから一般化した語で、アパートよりやや高級な感のある賃貸および分譲形式の集合住宅をいう。
＊ロシアに入る〔１９２４〕〈荒畑寒村〉「モスクワ県紡績業トラストの代表者ヴォリンスキーの如き、ポワルスカヤ街の大きなマンションの一番テッペンにある、小さな汚ない室に妻君と二人して住んでいた」
＊男の遠吠え〔１９７４〜７５〕〈藤本義一〉女の空間「探してもわからないんですよ。というのは家の隣りのでかいマンションが、小さく書かれているんでね」
＊父の詫び状〔１９７８〕〈向田邦子〉隣りの匂い「マンションとは名ばかりのアパートだったが」
