まり【毬/鞠】

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数え方(読み方)・単位

一個(いっこ)、一顆 (いっか) 、一つ(ひとつ)

解説

助数詞・単位の「顆(か)」は丸いものを数える語です。
⇒ボール

意味

①遊戯に用いる球。古くは、綿を芯(しん)とし、糸でかがった。現代では、革や、ゴムでつくり、中に空気を入れて球状にしたものなど、種々ある。
*源氏物語〔1001〜14頃〕若菜上「人々あまたして、まりもて遊ばして見給」
*俳諧・春の日〔1686〕「花に長男(をとな)の紙鳶あぐる比〈李風〉 柳よき陰ぞここらに鞠なきや〈重五〉」
*小学読本〔1873〕〈田中義廉〉二「猫の児は、縄又は、鞠を弄びて、能く戯れ遊ぶなり」
 
②蹴鞠のこと。また、まりつきのこと。
*宇津保物語〔970〜999頃〕国譲中「興あるまでまりあそばす」
*枕草子〔10C終〕二一五・あそびわざは「小弓。碁。さまあしけれど、まりもをかし」
*浮世草子・世間娘容気〔1717〕二「鞠楊弓に日をくらし大やうに見せかけばかり」
*滑稽本・浮世風呂〔1809〜13〕三・上「毬(マリ)と羽根ではどっちがよいヱ」
 
③紋所の名。①をかたどった図柄のもの。絹鞠、蹴鞠などがある。

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