まさかり/マサカリ【鉞】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一挺 (いっちょう) 、一丁(いっちょう)

解説

⇒のこぎり/ノコギリ(鋸)

意味

①木を伐るのに用いる大形の斧(おの)。中古には兵器にも用いた。
*日本書紀〔720〕継体二一年八月(寛文版訓)「天皇親ら斧鉞(マサカリ)を操(と)りて、大連に授けて曰く」
*霊異記〔810〜824〕上・二八「斧鉞(マサカリ)の誅を宥れて〈興福寺本訓釈 鉞 万左加利〉」
*石山寺本金剛般若経集験記平安初期点〔850頃〕「手に鉄叉(マサカリ)を執りて左右に待立す」
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕五「鉄鉞 広韻云干 〈音戚〉鉄鉞〈府越二音 万佐賀利〉鉄亦作斧」
*太平記〔14C後〕三二・山名右衛門佐為敵事「件の鉞(マサカリ)を以て開き、甲の鉢を破よ砕けよと、思様に打ける処を」
 
②歌舞伎の鬘の一つ。髷がまさかりの形をしているもの。市川家で用いる。
*風俗画報‐二二四号〔1901〕劇場の初興行「市川家の座頭なればまさかりといふ髷に結ふこと此慣例なりしと偖各座定まって後座頭席を進み、初春の慶賀を祝し」
 
③紋所の名。(1)を図案化したもの。丸に違い鉞、三つ鉞などがある。

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