まつ【松】

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数え方(読み方)・単位

一本 (いっぽん) 、一本 (ひともと)

解説

「本 (もと) 」は草木を雅語的に数える語です。

助数詞・単位の「本 (ほん) 」について、本と同じで、草木などを雅語的に数えます。「一本 (ひともと) の松」
⇒ほん(本)

意味

マツ科マツ属の常緑高木の総称。樹皮は赤褐色・黒褐色または灰褐色でひびわれしてはげる。葉は針状、種類によって二本・三本・五本が短枝の上に束生する。雌雄同株。雌雄花ともに花被はなく、雌花は球状に集って新芽の頂につき、雄花序は穂状で新芽の下部に密生する。果実は多数が集って球果をなし松かさと呼ばれる。アカマツ、クロマツ、ハイマツ、チョウセンゴヨウ、ゴヨウマツなど世界中に一〇〇種ぐらいある。日本では神の依(よ)る木として門松などにされ、古くから長寿や慶賀を表わすものとして尊ばれている。材は建築・薪炭用。雅名にあさみぐさ・いろなぐさ・おきなぐさ・おりみぐさ・くもりぐさ・ことひきぐさ・すずくれぐさ・たむけぐさ・ちえぐさ・ちよぐさ・ちよみぐさ・ときわぐさ・ときみぐさ・とちよぐさ・とわれぐさ・ねざめぐさ・はつみぐさ・はつよぐさ・ひきまぐさ・ひさみぐさ・みやこぐさ・めざましぐさ・ものみぐさ・ももぐさ・ゆうかげぐさ・ゆうみぐさなど。学名はPinus

*古事記〔712〕中・歌謡「尾張に 直に向かへる 尾津の埼なる 一つ麻都(マツ)」
*土左日記〔935頃〕承平五年一月九日「みわたせばまつのうれごとにすむ鶴は千代のどちとぞおもふべらなる」
*生物学語彙〔1884〕〈岩川友太郎〉「Pine 松」

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