め【目/眼】

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数え方(読み方)・単位

一つ(ひとつ)、一個(いっこ)、一対 (いっつい)

解説

生き物の目の数をいう場合は「つ」を用い、物体として目玉を数える場合は「個」を用います。

台風の目など、目にたとえた意味を持つ場合は「個」(口語などでは「つ」も可能)で数えます。

意味

人や動物に備わる感覚器官の一つ。光の刺激を受けて、外界の状況を知るための器官。普通、ヒトをはじめ脊椎動物のように頭部に二つあって対をなすものをいう。動物の種類によってその個数・位置・構造・機能は異なり、一様でない。まなこ。

①眼球・眼瞼などを含む視器全体をいう。
*古事記〔712〕上「是に左の御目を洗ひたまふ時に、成れる神の名は、天照大御神」
*万葉集〔8C後〕五・八八三「音に聞き目(め)にはいまだ見ず佐用比売が領巾(ひれ)振りきとふ君松浦山〈三嶋王〉」
*竹取物語〔9C末〜10C初〕「此事を歎くにひげも白く、腰も屈まり、目も爛れにけり」
*名語記〔1275〕二「六根の中の眼根の在所をめとなづく、如何。答、みえを反せば、め也。見也」
*俳諧・奥の細道〔1693〜94頃〕旅立「行春や鳥啼魚の目は泪」
 
②視器の主要部分である眼球をいう。ヒトをはじめ脊椎動物のものは、鞏膜・脈絡膜・網膜に包まれ、その内部に水様液・ガラス液を満たし、レンズのはたらきをする。目玉。目の玉。
*竹取物語〔9C末〜10C初〕「御目は白(しら)めにて臥し給へり」
*嵯峨本方丈記〔1212〕「俄にくづれうめられて、隠かたなく平に打ひさがれて二の目など一寸斗うち出されたるを」
*小学読本〔1884〕〈若林虎三郎〉二「蛙は二つの眼と四肢とあり。前肢は短くして後肢は長し」
*思ひ出〔1911〕〈北原白秋〉骨牌の女王・黒い小猫「黒い小猫の金茶の眼、鬼百合の根に昼光る」
 
③人の顔の中の、①のついている位置・高さ。高さを表わす基準としていう。
*宗五大草紙〔1528〕公私御かよひの事「配膳の様、古は飯点心肴以下をも目より上に持たる由申候へ共」
*浮世草子・好色二代男〔1684〕四・三「上(かみ)する女に水ひとつといへば、返事もせずに持て来て、目の上から指出す」

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