めいしょ【名所】

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数え方(読み方)・単位

一箇所(いっかしょ)、一つ(ひとつ)

解説

意味

①景色がいいことで有名な所。景勝の地。また、歴史的な事件があったり、古歌などに詠まれたりして、昔から広く知られている土地。名勝。名跡。

*建礼門院右京大夫集〔13C前〕「名所のすみれ」
*連理秘抄〔1349〕「下手はすべて本歌・本説を取り得ぬ也。名所などはゆめゆめ無用の時出だすべからず」
*太平記〔14C後〕一八・春宮還御事「面白き道すがら、名所共を御覧じて御心をも慰ませ給候へ」
*運歩色葉集〔1548〕「名所 メイショ」
*彼岸過迄〔1912〕〈夏目漱石〉松本の話・一〇「其友人が箕面(みのお)といふ紅葉(もみぢ)の名所(メイショ)へ案内して呉れました」
 
②一般に、景色がよい所。
*筑紫道記〔1480〕「志賀の嶋に向へり。〈略〉。遠近の嶋々所々の山々など、手にとるばかりにて、いづれも名所ならずといふ事なし」
*歌謡・松の葉〔1703〕二・さらし「伏見竹田に淀鳥羽も、いづれ劣らぬめい所かな、めい所かな」
 
③遊里で名代の太夫。京都・島原の遊里などで、各地の名所の名を自分の名にしていたところから生じたという。
*浮世草子・好色一代男〔1682〕八・三「八文字屋に行きて、ある者千人でも呼と申せど、紋日の事なれば名所(メイショ)は一人もなし」

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