数え方(読み方)・単位
一枚 (いちまい) 、一片 (いっぺん)
解説
メモ用紙は「枚」で数えます。紙の切れ端に書いたメモは「片」で数えます。内容の伝達回数やメモに書かれた用件を数える場合は「1{通|件}のメモが残されていた」などといいます。
意味
①(─する)心覚えに書きとめること。また、その書きとめたもの。手控え。覚え書き。
*舶来語便覧〔1912〕〈棚橋一郎・鈴木誠一〉増補「メモ 備忘録」
*北東の風〔1937〕〈久板栄二郎〉三幕・二「さっきのメモですか?」
*あじさいの歌〔1958〜59〕〈石坂洋次郎〉案内人「何かメモされるんですか」
②用件などを簡単に書きとめておくための用紙、手帳。
*放浪記〔1928〜29〕〈林芙美子〉「夫人は黒眼鏡をズリ上げながら、メモに何か書きつける」
*浮雲〔1949〜50〕〈林芙美子〉二三「富岡は小さいメモを出して」