めん【面】

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数え方(読み方)・単位

一枚 (いちまい) 、一個(いっこ)、一面(いちめん)、一頭 (ひとかしら) 、一つ(ひとつ)

解説

能面・狂言面は「面」で数えます。古くは頭(顔)のあるものを数える「頭 (かしら) 」も用いました。
物事の側面をいう場合は「つ」も用います。例:「この問題は2つの面を持つ」

意味

①顔。人の顔。
*正法眼蔵〔1231〜53〕看経「このとき知客は、雲堂の門限のうちに、拝席のみなみに、面を北にして叉手してたてり」
*玉塵抄〔1563〕七「しろいまゆずみでよそをうに不及ぬぞ。めんの白きのかをがすぐれたぞ」
*浮世草子・国姓爺明朝太平記〔1717〕六「面をあはすれば生(いけ)ておかれぬ子細あり」
*当世書生気質〔1885〜86〕〈坪内逍遙〉一〇「面(メン)のいいのを鼻にかけて」
 
②顔につけるかぶりもの。

(イ)特定人物の顔をかたどったもの。伎楽や能楽などで用いられ、多く木製。

*古事談〔1212〜15頃〕六・定朝弟子覚助事「定朝左近府陵王の面打進るべきの由、仰下さるに依て」
*わらんべ草〔1660〕一「翁の有時、こしらへて、幕ぎはへかかり、太夫御面に神酒を上る」
*随筆・北越雪譜〔1836〜42〕初・中「さて二ばんに仮面(メン)をあてて鈿女(うすめ)に扮たる者一人」

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