数え方(読み方)・単位
- 一個(いっこ)、一粒(ひとつぶ)
- 一房 (ひとふさ) 、一つ(ひとつ)
- 一本(いっぽん)、一株 (ひとかぶ)
解説
- 果実は「個」、小さいものは「粒」でも数えます。
- 果実の中にある房は「房」「個」「つ」で数えます。
- ミカンの木は「本」「株」で数えます。
意味
ミカン科の常緑小高木。高さ約三メートル。茎にはとげがない。葉は長卵形または披針形で翼をもつ柄がある。初夏、白い五弁花が咲く。果実は扁球形で黄色に熟し、芳香を放ち甘酸っぱい味がして生食される。古くから栽培されウンシュウミカン・キシュウミカンなど種類が多い。みっかん。
語源
この類については、古く「柑子」が伝来し、「かうじ」という字音語で呼ばれ、中古・中世、「今昔物語」や「徒然草」に見られるように、おいしい果物として大切にされていた。後に「蜜」のように甘い果汁の新品種が伝えられ「蜜柑」と呼ばれたが、「看聞御記‐応永二七年」によると、足利義持の好物である蜜柑を病気見舞のために手を尽したけれどもなかなか数を揃えられなかったといっている。