数え方(読み方)・単位
一匹 (いっぴき) 、一本(いっぽん)
解説
釣り餌 (え) の場合は「本」でも数えます。
意味
貧毛目に属する環形動物の総称。世界に約三〇〇〇種があり、小形種で体長二〜三ミリメートル、大形種は二メートルにもなる。体は細長い円筒状で、多数の環節からなる。前端に頭があり、やや後方の太くなった環帯と呼ばれる部分に生殖孔が開く。雌雄同体で、再生力が強い。陸生または水生で、多くは枯葉や腐植土を食い、中の有機物を栄養とする。光を感ずる細胞をもち、常に暗がりの方へ進む性質をもつ。普通にみられるのは赤みを帯びたシマミミズで体長一〇センチメートルくらいになる。世界中に分布。魚釣りのえさにするほか、乾燥したものを解熱剤にする。赤龍(せきりょう)。めめず。きつねのそば。《季・夏》
*催馬楽〔7C後〜8C〕力なき蝦「力なき蝦 力なき蝦 骨なき美々須(ミミズ) 骨なき美々須(ミミズ)」
*俳諧・八番日記‐文政二年〔1819〕七月「うそ寒や蚯蚓の歌も一夜づつ」
*生物学語彙〔1884〕〈岩川友太郎〉「Lumbricus 蚯蚓(ミミズ)属」