数え方(読み方)・単位
一羽(いちわ)
解説
広く「鳥(とり)」について、鳥類は「羽」で数えますが、「動物園では鳥と動物合わせて1万匹飼育」などのように鳥獣をまとめて数える際は「匹」を用いることもあります。詩的に鳥を「翼 (よく) 」で数えることもあります。「隻」は獲物としての鳥を数える語です。鳥の雌雄ひと組を「一番 (ひとつがい) 」といいます。
⇒とり(鳥)
意味
フクロウ科の鳥のうち、頭部に耳状の羽毛をもつ種類の呼称。ただし、今日では総称として梟(ふくろう)とほとんど同義に用いられることが多く、耳状羽毛の有無と呼称とは必ずしも一致しない。フクロウ科の学名はStrigidae 《季・冬》
*二十巻本和名類聚抄〔934頃〕一八「木兎 爾雅注云木兎〈和名都久或云美々都久〉似鴟而小兎頭毛角也」
*広本拾玉集〔1346〕一「庵さすかた山ぎしのみみつくもいかがききなす峰の松風」
*日葡辞書〔1603〜04〕「Mimitçucu (ミミツク)〈訳〉みみずく。上(カミ)ではMimizzucu (ミミヅク)という」
*俳諧・俳諧古今抄〔1730〕上・再撰貞享式・三「冬之部 〈略〉木兎(ミミヅク)も例の新撰なり。古抄は秋の部に入れたれど、渡鳥にも非ず、色鳥にも非ず」
*博物図教授法〔1876〜77〕〈安倍為任〉二「角鴟(ミミヅク) 此鳥は鴟鶚(ふくろう)と同しく夜間捕食の者にして昼間は樹木の朽穴及び枝間等に隠る」