みね【峰/峯/嶺】

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数え方(読み方)・単位

一嶺 (いちれい) 、一峰 (いっぽう) 、一つ(ひとつ)

解説

助数詞・単位の「嶺 (れい) 」「峰 (ほう) 」は峰 (みね) を数える語です。「嶺」は高い峰続きを数え、「峰」は険しい山の頂を数えます。「中国五嶺 (ごれい) 」

意味

①山のいただき。山の頂上のとがったところ。ね。
*日本書紀〔720〕雄略二年一〇月(前田本訓)「重(かさな)れる(ミネ)に凌(のほ)り長(ひろはら)に赴(ゆ)く」
*万葉集〔8C後〕一四・三五〇七「谷狭み彌年(ミネ)に延ひたる玉葛絶えむの心わが思(も)はなくに〈東歌〉」
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕一「峰 祝尚丘曰峰〈敷容反 和名美禰 又用岑嶺字二音尋領〉山尖高也」
*竹取物語〔9C末〜10C初〕「駿河の国にあなる山の頂に持てつくべきよし仰せ給、みねにてすべきやう教へさせ給ふ」
 
②物の高くなっている部分。高くもり上がっているところ。また、波形の高くなっている部分。
*宇津保物語〔970〜999頃〕俊蔭「耳のはた、鼻のみね」
*電車の混雑に就て〔1922〕〈寺田寅彦〉「私は何時もかうした混雑の周期的な波動の『峯』を避けて『谷』を求める事にして居る」
 
③片刃の刃物の刃の反対側の厚い部分。刀剣・刃物などの背。刀背。むね。
*後二条師通記‐寛治四年〔1090〕一二月一一日「指無瘡、被撃刀峰処見候者」
*平家物語〔13C前〕五・文覚被流「太刀のみねをとりなほし、文覚がかたなもたるかいなをしたたかにうつ」
*太平記〔14C後〕三一・武蔵野合戦事「長刀を持れたりけるが、峯(ミネ)はささらの子の如く切られて」

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