みのむし/みの虫【蓑虫】

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数え方(読み方)・単位

一匹(いっぴき)、一個(いっこ)

解説

中の虫が抜けた後の蓑は「個」で数えます。

広く「虫(むし)」について、通常は「匹」で数えます。貴重な種類・個体の場合、専門的に「頭」で数えることがあります。 →
⇒むし(虫)

意味

①昆虫ミノガ類の幼虫。体から分泌した糸で、枯れ葉や樹皮の細片をつづり、袋状の巣をつくってすむ。チャ・ウメ・ナシなど各種の葉を食べ、冬は枝にぶらさがったままで越冬する。春先に雄は成虫のガとなって脱出するが雌は巣の中で一生を送る。「父よ父よ」と鳴くとの言い伝えがあるのは、カネタタキの鳴き声と混同したものと思われる。鬼の捨子。木こり虫。《季・秋》
 
*兼輔集〔933頃〕「はるさめのふるにつけつつみのむしのつけるえだをばたれかをりつる」
*枕草子〔10C終〕四三・虫は「みのむし〈略〉風の音を聞き知りて八月ばかりになれば『ちちよちちよ』とはかなげに鳴く」
*観智院本類聚名義抄〔1241〕「ミノムシ」
*俳諧・続虚栗〔1687〕秋「簑虫の音を聞に来よ草の庵〈芭蕉〉」
 
②人を卑しめののしっていう語。
*浄瑠璃・南蛮鉄後藤目貫〔1735〕一「からからと打笑ひ、ヤア蓑虫(ミノむし)めらがほざいたり」

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