みそ/ミソ【味噌/未醤】

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数え方(読み方)・単位

一樽 (ひとたる) 、一本、一パック(ひとぱっく・いちぱっく・わんぱっく)、一袋 (ひとふくろ) 、一匙 (ひとさじ) 、一掬い (ひとすくい)

解説

樽入りの味噌は「樽」「本」で数えます。現代ではパックに包装された状態で小売りされていることが多く、「パック」「袋」などで数えることが増えています。料理などに使う際は「匙」「掬い」で分量の目安を表します。

意味

①蒸した大豆に、米、麦、大豆などの麹(こうじ)と塩を混合して熟成させた食品。麹の原料によって米味噌、麦味噌、豆味噌に大別され、塩の量によって甘味噌、辛味噌に分けられ、産地によって仙台味噌、江戸味噌、信州味噌、府中味噌などと呼ばれている。味噌は調味料としてだけでなく、米食に見あう植物性のたんぱく質食品として広く使われ、栄養上も役立ってきた。

*正倉院文書‐天平一〇年〔738〕駿河国正税帳(寧楽遺文)「未醤弐斛捌斗盛弐口」
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕四「未醤 楊氏漢語抄云高麗醤〈美蘓 今案弁色立成説同但本義未詳俗用味醤二字〉」
*和泉式部続集〔11C中〕上「二月ばかりみそを人うりやるとて」
*浮世草子・好色一代男〔1682〕一・七「又西陣に、母を一人持候を、不便とて米・味噌(ミソ)・薪・家賃までを」
*小学読本〔1873〕〈榊原芳野〉一「糠 米の内皮なり。其用多し。菜蔬を漬貯へ、味噌を作り、物を洗ふ」
 
②特に工夫をこらした点。特に趣向をこらしたところ。また、それを人に自慢すること。手前味噌。
*雑俳・口よせ草〔1736〕「長生の味噌は持仏を人に見せ」
*談義本・教訓雑長持〔1752〕一・海鹿の九蔵天狗に逢ひし事「今時世上に、自負の心ある者を味噌(ミソ)といふが江戸の詞」
*黄表紙・高漫斉行脚日記〔1776〕上「またみそではないが、かう書いたところは道風もそっちへござれだ」
*春泥〔1928〕〈久保田万太郎〉三羽烏・三「さうでなくってもコヤの軽いことを始終味噌(ミソ)にしてゐるかれである」
*にんげん動物園〔1981〕〈中島梓〉一九「このシッポは、正面からみると、うまい具合に、シッポでない方の、もう一個のタヌキの特徴に見えるよう作ってあるのがミソであった」

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