みずひき【水引】

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数え方(読み方)・単位

①一本(いっぽん)
②一枚 (いちまい) 、一張り (ひとはり)

解説

①進物に結ぶものは「本」で数えます。

②仏前・御輿 (みこし) などに張り渡す幕は「枚」「張り」で数えます。

意味

①麻などを水にひたしてその皮を剥ぐこと。
*後撰和歌集〔951〜953頃〕羇旅・一三五六「水ひきの白糸はへて織る機は旅の衣にたちや重ねん〈菅原道真〉」
*堀河百首〔1105〜06頃〕恋「みづひきのあはせの糸の一筋にわけずよ君を思ふ心は〈源国信〉」
 
②龍頭鷁首(りょうとうげきしゅ)などの箱舟(はこぶね)の舷側に張りめぐらした布帛。それが水面を引いたところからの呼称。転じて、神輿(みこし)や舞台の上部に横に細く張った帽額(もこう)の類にもいう。水引幕。
*〔1445〜46〕二「神輿なんとの水引に、手長・足長と云物あるは、実にある物か」
*御伽草子・浜出草紙〔室町末〕「船の上に舞台を高く飾りたて、〈略〉綾を敷き、みづひきに錦を下げぬれば」
*わらんべ草〔1660〕三「観世の観進能には、ぶたいに水引ひかずと、玄旨法印の仰られし」
*滑稽本・風来六部集〔1780〕放屁論「つぶやきながら木戸をはいれば、上に紅白の水引ひき渡し」
*諸国風俗問状答〔19C前〕阿波国風俗問状答・九月・八五「御正体四人舁、但四本柱に家根ある家台に乗、水引注連を引」

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