みゃく【脈/脉】

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数え方(読み方)・単位

一筋(ひとすじ)、一本(いっぽん)、一回(いっかい)

解説

血管は「筋」「本」で数えます。脈を打つ回数は「回」で数えます。

意味

①動物の体内で血液の流通する管。血管。ちのみち。
*文明本節用集〔室町中〕「脉 ミャク チスヂ 血脉」
 
②「みゃくはく(脈搏)」の略。
*竹むきが記〔1349〕上「いかなる心地にか、いとあやしきを、脈なんゆかしき。心み給はん」
*史記抄〔1477〕一四・扁鵲倉公「女人の脉の魚際へ上るは男を求て不得がかうあるぞ」
*虎明本狂言・法師が母〔室町末〜近世初〕「物にくるふもござうゆへ、さけのしわざとおぼへたり、はるのみゃくは、ゆみにつるかくるがことくくるふにぞ」
*わらんべ草〔1660〕一「夫拍子のおこりは、人の脈にてしるべし、是本の拍子也」
*浄瑠璃・平家女護島〔1719〕三「御典薬和気の法印奥より立出、今朝の御脈夜前の通りに相替らず」
*新世帯〔1908〕〈徳田秋声〉三八「外眦(めじり)が少し釣上って、蟀谷(こめかみ)の処に脈が打ってゐた」
 
③「みゃくどころ(脈所)」の略。
*虎明本狂言・神鳴〔室町末〜近世初〕「おもしろひ所にみゃくが有な、中々人間は手にござる、かみなり殿のはかしらにござるとききまらした」

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