もっこ【畚】

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数え方(読み方)・単位

一枚 (いちまい) 、一簣 (いっき)

解説

「簣」はもっこ、あるいはそれに盛った土を数える語です。「一簣 (いっき) 」には、わずかな量の意味があります。「一簣の功 (こう) (=事業を完成させるために積み重ねる一つ一つの努力の大切さのこと)」

意味

①藁筵(わらむしろ)や、藁縄を網に編んだものの四隅に綱をつけて、土・石などを盛り、棒で担って運ぶ具。もっこう。もこ。もうこ。

*応永本論語抄〔1420〕子罕第九「もっこと云物也。此に人あって大山を作り立んに、今一もっこをかは此山可。一もっこに成て退屈してをかは我も置べし」
*伊京集〔室町〕「持籠 モッコ 持土器也」
*古活字本毛詩抄〔17C前〕一六「注にはもっこそ」
*俳諧・毛吹草〔1638〕五「山嵐はちり行花の持籠(モッコ)哉〈宗頼〉」
*仮名草子・東海道名所記〔1659〜61頃〕五「富士山をつくりたまひしに、一夜のうちに、つき給へり、夜すでにあけければ、簣(モッコ)かたがたを爰にすて給ふ、これ三上山なりといふ」
 
②「もっこふんどし(畚褌)」の略。

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