もくろく【目録】

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数え方(読み方)・単位

一通(いっつう)

解説

目録は「通」で数えます。目録に書いた項目は「つ」で数えます。式典などでその各項目を「ひとつ」で列挙しながら読み上げます。例:「目録、ひとつ、記念品。ひとつ、記念樹一株 (ひとかぶ) 。

意味

①書物や文書などの題目・項目などを集めて記したもの。

*古今和歌集〔905〜914〕雑体・一〇〇二・詞書「ふる歌奉りし時のもくろくのその長歌」
*今鏡〔1170〕二・釣せぬ浦々「五位の蔵人にて、除目のもくろくとか奏せられけるに御覧じて」
*文机談〔1283頃〕三「楽の目六に、慈尊万秋楽といふ名目のみえければ」
*徒然草〔1331頃〕一七三「小野小町が事、きはめて定かならず。衰へたるさまは、玉造と云文にみえたり。この文、清行が書けりといふ説あれど、高野大師の御作の目録に入れり」
*天草本伊曾保物語〔1593〕「Esopo ノFabulas ノMOCVROCV (モクロク)」
 
②所蔵、展示、収録などのしてある品目や、所属している人名や、ものごとの段取りなどを書き並べたもの。「財産目録」「在庫目録」

*白河本東寺文書‐三・文治五年〔1189〕五月日・伊予弓削荘作畠麦取帳目録「弓削御庄 注進 文治五年作畠麦検注取帳目録事」
*百丈清規抄〔1462〕二「寺領の目録ばかり、かきうつした、大なる巻物を出て判をさするぞ」
*仏和法律字彙〔1886〕〈藤林忠良・加太邦憲〉「INVENTAIRE. Mokuroku 目録」

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