もん【紋】

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数え方(読み方)・単位

一つ(ひとつ)

解説

意味

①模様。あや。
*大和物語〔947〜957頃〕一五九「雲鳥のもんの綾をや染むべき」
*紫式部日記〔1010頃か〕寛弘五年秋「唐衣は松の実のもん、裳は海浦(かいふ)を織りて大海のすりめにかたどれり」
*御伽草子・物くさ太郎〔室町末〕「年をへて着たりける、さゆみのかたびらの、何色とももんも見えぬに」
*日葡辞書〔1603〜04〕「ヲリツクル。〈略〉例、ナミノ monuo (モンヲ) ヲリツクル」
*幼学読本〔1887〕〈西邨貞〉七「山と河とは一面に平なるが如く見ゆるが中にも、山は紋を並べたるが如く見え、河は糸筋を曳きたるが如く見ゆ可し」
 
②古くから家々で定めている、その家を表わす印としての図柄。紋所。紋章。
*増鏡〔1368〜76頃〕一三・秋のみ山「萌黄の下襲、御家のもんのもかうを色々に織りたりしにや」
*太平記〔14C後〕七・千剣破城軍事「三本唐笠の紋(モン)書たる旗と」
*黄表紙・江戸生艷気樺焼〔1785〕中「浮名とてまへのもんを比翼紋につけさせる注文にて」
*幼学読本〔1887〕〈西邨貞〉三「常吉君の紋は巴なりと覚ゆ」

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