もなか/モナカ【最中】

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数え方(読み方)・単位

一個(いっこ)

解説

和菓子のうち、饅頭 (まんじゅう) や餅菓子 (もちがし) は「個」、羊羹 (ようかん) は「棹 (さお) 」「本」で数えます。洋菓子では、ケーキ類は「個」、クッキー類は「枚」、キャンデー類は「粒」「個」などで数えます。また、ナイフなどで食べやすいように切り分けた菓子は「切れ」で数えます。箱に入った菓子は、「箱」「折」で数えます。
⇒やきがし(焼き菓子)

意味

①事物または事柄の中心。まんなか。中央。
*公忠集〔986〜999〕「いけみづのもなかに出でて遊ぶいをの数さへ見ゆる秋の夜の月」
*拾遺和歌集〔1005〜07頃か〕秋・一七一「水の面に照る月浪を数ふれば今宵ぞ秋のもなかなりける〈源順〉」
*今昔物語集〔1120頃か〕二五・三「悉く最中(モなか)を射也」
 
②物事のもっとも盛んなこと。また、そのとき。まっさかり。さいちゅう。
*匠材集〔1597〕四「もなか まっさかりなり」
*仮名草子・心友記〔1643〕下「主童九年のもなか、さかんとはこれなり」
*少年の悲哀〔1902〕〈国木田独歩〉「ころは夏の最中(モナカ)、月影鮮(さ)やかなる夜であった」
*ふらんす物語〔1909〕〈永井荷風〉橡の落葉・夜半の舞蹈「今こそ夜半の雑沓の最中(モナカ)なれ」
 
③陰暦十五夜。また、その夜の月。
*伊京集〔室町〕「十五夜 三五月 望月 最中(モナカ)」
 
④和菓子の一つ。餠米で薄く丸く焼いた皮を二片合わせ、その中に餡(あん)を詰めたもの。形が円形で「最中の月」に似ているところからいう。今日では種々の形のものがある。最中饅頭。
*人情本・祝井風呂時雨傘〔1838〕七回「ハイ、此の箱が最中(モナカ)、饅頭、かすてら」
*父親〔1920〕〈里見〉「友恵堂のもなかの十銭袋ぐらゐを」

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