もよう【模様】

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数え方(読み方)・単位

一つ(ひとつ)

解説

意味

①模範。てほん。
*筑波問答〔1357〜72頃〕「連歌は本よりいにしへのもやうさだまれる事なければ」
*太平記〔14C後〕二四・依山門嗷訴公卿僉議事「抑(そもそも)禅宗の摸様(モヤウ)とする処は、宋朝の行儀」
*俳諧・去来抄〔1702〜04〕故実「俳諧の集の模様は、やはり俳諧集の内にて作すべし」
 
②外に現われるかたちやありさま。また、推移するようす。ふぜい。
*風姿花伝〔1400〜02頃〕二「面をも、同じ人と申しながら、もやうの変りたらんを着て、一体(いってい)異様したるやうに、風体を持つべし」
*どちりなきりしたん(一六〇〇年版)〔1600〕六「ただしぜんにんあくにんのもやうそのしんだいうんでいかはるべきなり」
*役者論語〔1776〕あやめぐさ「ちと新町へ御出候て、太夫のてい御らんあるべし。五年まへとは大きにもやう替りたり」
*滑稽本・浮世床〔1813〜23〕初・上「且(まづ)入口の摸様(モヤウ)をいはば、大峰山の小先達、懺悔懺悔の梵天は、雨に洒落ても御丹精を遺し」
*浮雲〔1887〜89〕〈二葉亭四迷〉三・一三「授業の模様、旧生徒の噂」
*湯葉〔1960〕〈芝木好子〉「高総屋の代りに彼の長男が足を運んでくれて、円滑にゆく模様だった」

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