むぎ/ムギ【麦】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一粒 (ひとつぶ)

解説

植物としての麦は「本」で数えます。麦の穂は「本」、実は「粒」で数えます。
⇒こむぎこ(小麦粉)

意味

①イネ科の穀類のうちコムギ、オオムギ、ハダカムギ、ライムギ、エンバクなどの総称。こぞくさ。としこえぐさ。としこしぐさ。《季・夏》
*古事記〔712〕上「鼻に小豆生(な)り、陰(ほと)に麦(むぎ)生り、尻に大豆生りき」
*万葉集〔8C後〕一四・三五三七「柵越(くへご)しに武芸(ムギ)はむ駒のはつはつにあひ見し児らしあやに愛(かな)しも〈東歌〉」
*二十巻本和名類聚抄〔934頃〕一七「麦 陶隠居本草注云麦〈莫革反 和名牟岐 今案大小麦之〓名也 故別挙之〉五穀之長也」
*俳諧・はなひ草(寛永二〇年本)〔1643〕四季之詞・四月「むぎ」
 
②「むぎめし(麦飯)」の略。
*俳諧・野ざらし紀行〔1685〜86頃〕「甲斐の山中に立よりて 行狗の麦に慰むやどり哉」
*雑俳・柳多留‐初〔1765〕「親類のもちあまされは麦を喰」
 
③(「むぎなわ(麦索)」の略)麺類。特に、ひやむぎ。
*今昔物語集〔1120頃か〕二四・七「抜くに随て、白き麦の様なる物差出たり」
*石山本願寺日記‐私心記・天文四年〔1535〕六月一〇日「敵出候。賢勝宿にて見物候。麦被振舞候」

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