むぎわら/麦わら【麦藁/麦稈】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一筋 (ひとすじ) など

解説

⇒わら(藁)

意味

①刈り取った麦から穂を取り去った茎の部分。屋根をふいたり、細工ものやストローの材料に用いたりする。また、その製品。むぎから。《季・夏》

*御伽草子・一寸法師〔室町末〕「むぎはらにて柄鞘をこしらへ、都へ上らばやと思ひしが」
*ロザリオの経(一六二二年版)〔1622〕「フクロニ muguiuarauo (ムギワラヲ) ヌイククミテ マクラニ シタル」
*俳諧・猿蓑〔1691〕二「麦藁の家してやらん雨蛙〈智月〉」
*自然と人生〔1900〕〈徳富蘆花〉写生帖・夏の興「麦藁の海水帽を頭にかぶり」
*吾輩は猫である〔1905〜06〕〈夏目漱石〉六「だって苦沙彌君は立派な麦藁の奴を持ってるぢゃありませんか」
 
②「むぎわらぼうし(麦藁帽子)」の略。

*社会百面相〔1902〕〈内田魯庵〉電影・四「老爺さんは炎天に煤けた麦藁(ムギワラ)一つで尻からげの裸足で草揉(むし)りする」

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