数え方(読み方)・単位
一つ(ひとつ)、一群 (いちぐん) 、一群(ひとむれ)
解説
「群 (ぐん) 」は人間のまとまりを数える語です。動物の場合は「群 (む) れ」で数えます。
意味
①むらがっている状態。むらがった集団。あつまり。
*名語記〔1275〕四「あまたつれたるをむれといへり。如何。答、むれは群也。ますらせの反」
*日葡辞書〔1603〜04〕「ケダモノノ mure (ムレ)」
*地唄〔1956〕〈有吉佐和子〉「寿久は群れと同じく粗い呼吸をして、蒼い汗をかいた」
②なかま。ともだち。
*随筆・独寝〔1724頃〕下・一一三「同じむれの女房共口脣をそらして一味し」
*志都の岩屋講本〔1811〕上「願はくは用心して、彼等がむれに入らぬやうに」
*夢酔独言〔1843〕「きょふは富の日だから寄加持(よせかじ)をするとって主税の宅へ大勢其むれが寄てきて、寄かじをはじめよふとする時」
③動物の集団をいう。