むすめ/ムスメ【娘】

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数え方(読み方)・単位

一人 (ひとり) 、一人 (いちにん) 、一女 (いちじょ)

解説

「女 (じょ) 」は娘の数を数える語です。例:「3女をもうける」
⇒むすこ/ムスコ(息子)

1番目の娘は「長女」、2番目は「次女(二女)」、3番目以降は必ず漢語数詞について、「三女」「四女」「五女」…と生まれた順番を表します。

意味

①親にとって、自分の子である女。めのこ。息女。
*日本書紀〔720〕雄略九年七月(前田本訓)「飛鳥戸(あすかへ)の郡の人田辺史(ふひと)伯孫が女(ムスメ)は古市の郡の人、書首(ふむのおひと)加龍が妻なり」
*古今和歌集〔905〜914〕恋四・七四五・詞書「親のまもりける人のむすめに、いとしのびにあひて」
*宇津保物語〔970〜999頃〕祭の使「むすめに男あはする心は」
*史記呂后本紀延久五年点〔1073〕「呂祿が女(ムスめ)陰かにその謀を知る」
 
②未婚の女性。若い女。おとめ。
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕一「娘 説文云娘〈女良反 和名无須女〉少女之称也」
*枕草子〔10C終〕九九・五月の御精進のほど「稲といふものをとり出でて、〈略〉そのわたりの家のむすめなどひきゐてきて」
*歌謡・田植草紙〔16C中〜後〕晩歌二番「娘にわいねのなるこをよめにわあわのなるこを」
*在りし日の歌〔1938〕〈中原中也〉言葉なき歌「処女(ムスメ)の眼のやうに遙かを見遣ってはならない」
 
③江戸、深川の遊里で、客の応対、遊女のとりもちなどにあたった女。娘分(むすめぶん)。
*洒落本・辰巳之園〔1770〕「河辺の娘が半四郎をまねるも、久しもんだ」
*人情本・春色辰巳園〔1833〜35〕初・一回「この小池の娘(ムスメ)おくま二階のかたへ見かへる」

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