なえ【苗】

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数え方(読み方)・単位

一本(いっぽん)、一株 (ひとかぶ) 、一束 (ひとたば)

解説

個々の苗は「本」「株」、まとまった苗は「束」で数えます。

意味

①種子から発芽して間のない幼い草や木。特にそのうちで、草本植物のものを苗、木本植物のものを苗木という。

*万葉集〔8C後〕三・四〇七「春霞春日の里の植子水葱(うゑこなぎ)苗(なへ)なりといひし枝はさしにけむ〈大伴駿河麻呂〉」
*享和本新撰字鏡〔898〜901頃〕「苗 奈倍」
*金光明最勝王経音義〔1079〕「苗 女宇反 奈恵」
*金沢文庫本群書治要建長五年点〔1253〕三「皎々たる白駒、我が場の苗(ナヘ)を食まぬか」
*東寺百合文書‐を・文安四年〔1447〕卯月日・上久世庄下作人等申状(大日本古文書六・二一七)「既になゑをすゑ」
 
②特に、稲の苗。さなえ。

*万葉集〔8C後〕一四・三四一八「上毛野(かみつけの)佐野田の奈倍(ナヘ)の占苗(むらなへ)に事は定めつ今は如何にせも〈東歌・上野〉」
*宇津保物語〔970〜999頃〕吹上上「春は一二万丁のたに、なはしろをまき、なへを植ゑても」
*名語記〔1275〕四「稲のおさなきをなへとなづく、如何」
*小学読本〔1873〕〈榊原芳野〉一「苗代 稲の種を植ゑ、苗を作る所をいふ」
 
③「なえいろ(苗色)」の略。

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