数え方(読み方)・単位
一つ(ひとつ)
解説
意味
①ある形をとっているものの内部に含まれて存在しているもの。物のなかみ。また、文章や話などで、表現されている事柄。
*一年有半〔1901〕〈中江兆民〉一「但其内容を為す所の人物は、大勲位を首とし他総務連中に至る迄、無気力、無志概の人々なるを以て」
*雁〔1911〜13〕〈森鴎外〉一〇「その話の内容(ナイヨウ)を聴くよりは」
*あらたま〔1921〕〈斎藤茂吉〉編集手記「内容も外形も共にさうであるが、今目立つのは重に外形のやうである」
②哲学で、認識作用や直覚作用によってとらえられた経験、あるいは、意識作用に対して意識に示された質的な所与(データ)全体。