数え方(読み方)・単位
一本(いっぽん)
解説
小さいものは「個」でも数えます。
意味
①物をしめつけるのに用いる、螺旋状の溝のあるもの。また、その溝。外側に溝のある丸棒状のものを雄ねじ、内側に溝があるものを雌ねじという。
*和英語林集成(初版)〔1867〕「Neji ネヂ 螺釘」
*西洋道中膝栗毛〔1870〜76〕〈仮名垣魯文〉六・下「ねぢになりたるふたをのけ」
*狐の裁判〔1884〕〈井上勤訳〉二「道は宛(さな)がら螺旋(ネジ)の如く数条となく分岐れて」
②水道の栓、電灯のスイッチ、時計のぜんまいを巻く部分など、螺旋状またはねじるような仕組みになった箇所。また、その仕組み。
*米欧回覧実記〔1877〕〈久米邦武〉一・三「夜は螺旋(ネヂ)を弛めて火を点ずれば」
*桐の花〔1913〕〈北原白秋〉白猫「私ははっとして、電燈の栓(ネヂ)をひねった」
③「ねじくぎ(螺子釘)」の略。