ねんごう【年号】

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数え方(読み方)・単位

一元(いちげん)

解説

「元」は政治を執り行う天子が在世する期間を表す語で、転じて年号を表します。例:「一世一元」

意味

①年につける称号。日本の場合、用字は中国の古典から選ばれ、年号勘文・討議を経て、改元の詔書によって定められる。正式には孝徳天皇の大化元年(六四五)を始めとし、大宝元年(七〇一)以降、連続して定められた。明治以前は一代の天皇が数度にわたって改元することが多く、即位・祥瑞・災変などのほか革命思想によって辛酉・甲子の年に改元されたが、明治以後は一世一元と定められた。また南北朝時代には、両朝が別々の年号を用いた。なお、正史に見えないが実用された私年号・偽年号などがある。元号(げんごう)。
 
*中右記‐長治元年〔1104〕二月一〇日「今度年号勘文之中に、天祐或儒者撰申之条甚奇恠也、天祐は唐末景宗時年号也」
*太平記〔14C後〕一二・公家一統政道事「先帝重祚之後、正慶の年号(ガウ)は廃帝の改元なればとて之を棄てられ」
*随筆・秉燭譚〔1729〕一「その国年号を立つ」
*日本読本〔1887〕〈新保磐次〉六「年号は昔よりあることにして、時代を簡便に云ひ顕はすが為に付けたる者なり」
 
②年数。年月。
*浄瑠璃・宇治の姫切〔1658〕初「それよりたうねんまで、ねんごう四十九年へだたり候が、又かのはしひめあらはれ、わざをなし候」

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