ねんねこ

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数え方(読み方)・単位

一枚(いちまい)

解説

ねんねこ半纏 (ばんてん) の略で、「枚」で数えます。

意味

①猫をいう幼児語。
*俳諧・毛吹草〔1638〕五「胡蝶もやねん猫(ネコ)ねふる花の陰〈弘永〉」
 
②幼児語で、寝ること、眠ること。また、重ねて用いたりして、子どもをあやして眠らせるときにいう。
*狂言歌謡・兎角子共達(鷺小舞)〔室町末〜近世初〕「ねんねこねんねこねんねこや、目だに覚むれば、てうちてうちあわわ」
*浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑〔1734〕四「小言いはずとねんねこせねんねこせ、いとしい者を誰がいよ、ねんねこせねんねこせ、ねんねがもりはどこへいた、山をこへて里へいた、さとのみやげに何もろた、でんでんだいこにふりつづみ」
*童謡・揺籃のうた〔1921〕〈北原白秋〉「揺籃(ゆりかご)のうたを、カナリヤが歌ふよ、ねんねこ、ねんねこ、ねんねこよ」
 
③「ねんねこばんてん(─半纏)」の略。《季・冬》
*雑俳・柳多留‐三〔1768〕「ねんねこの腰は左右へ少しふり」
*妻〔1908〜09〕〈田山花袋〉一八「若い母親がねんねこで負って遣ると」

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