ねんりん【年輪】

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数え方(読み方)・単位

一重 (ひとえ) 、一重 (いちじゅう) 、一本(いっぽん)

解説

年輪は重なりながら増えていくので、「重」で数えます。年輪の木目 (もくめ) を数える場合は「本」でも数えます。

意味

①樹木の幹の横断面(木口)にみられるほぼ同心円状の輪。形成層の活動は外界の状態に影響されるため、気温の年較差の大きい温帯などに生育する樹木では、一年を単位とする周期性があり、そのため材部に粗と密の輪縞ができる。

*米欧回覧実記〔1877〕〈久米邦武〉二・三二「針葉樹の質は、年輪著しく、弾力強く、屈曲すべからざれども」
 
②魚の鱗や耳石、獣類の角、貝殻などの表面や内部に見られる一種の成長線で、一年を単位に形成されるもの。
 
③時とともに成長したり変化したりする物事について、歳月、歴史などの積み重ねをいう。特に、伝統的な技芸などに携わる人およびその作品にみられる多年の努力による熟練度の高さや風格。
*君の名は〔1952〜54〕〈菊田一夫〉一・夜の東京「人生の年輪に大した差はなくとも」
*面影〔1969〕〈芝木好子〉四「彼の年輪や風格に龍人は圧迫をうけた」

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