数え方(読み方)・単位
一本(いっぽん)、一筋 (ひとすじ) 、一橋 (いっきょう)
解説
定まった数え方はありませんが、細長い光の集まりに見えるため、「本」「筋」を用いるのが一般的です。詩的に数える場合、「橋 (きょう) 」も用います。
意味
大気中の水滴に太陽の光が屈折・反射して太陽の反対方向の空中にできる七色の弧状をした帯。外側が赤で内側が紫色の第一の虹の外側には、まれに色の順序が反対な第二の虹が見られ、さらに過剰虹という薄い虹が見られることがある。ぬじ。《季・夏》
*古事記〔712〕中(兼永本訓)「是(ここ)に日の虹(ニシ)の如く耀きて、其の陰上に指す」
*霊異記〔810〜824〕上・五「五つの色の雲有り、霓(ニシ)の如く北に渡れり〈興福寺本訓釈 霓 爾之〉」
*俳諧・春泥句集〔1777〕夏「虹たるるもとや樗(あふち)の木間より」