にんげん【人間】

《スポンサードリンク》
 

数え方(読み方)・単位

一人(ひとり)、一人(いちにん)

解説

⇒ひと(人)

意味

①仏語。六道の一つ。人の住む界域。人間界。人界。人間道。→じんかん。

*観智院本三宝絵〔984〕下「香のけぶりは仏をむかへたてまつる使なり。人間はくさくけがらはし。まさによき香をたくべし」
*色葉字類抄〔1177〜81〕「人間 人事部 ニンゲン」
*平家物語〔13C前〕灌頂・六道之沙汰「人間(ニンゲン 高良本ルビ)のあだなるならひは、今更おどろくべきにはあらねども」
*伝光録〔1299〜1302頃〕馬鳴尊者「人間天上の中に、しばらく諸仏と呼ばれ来り、鬼畜と呼ばれ来る」
 
②人界に住むもの。ひと。人類。

*今昔物語集〔1120頃か〕五・三「天人は目不瞬かず、人間は目瞬く」
*金刀比羅本平治物語〔1220頃か〕下・頼朝遠流の事「畜類なほ故郷の名残を惜しむ。いかにいはんや人間(ニンゲン)におひてをや」
*虎明本狂言・蚊相撲〔室町末〜近世初〕「きゃつは人間では有まひ」
*浮世草子・好色一代男〔1682〕五・六「『われわれは何者とみえます』といふ。『人間(ニンゲン)と見ゆる』と申」
*読本・椿説弓張月〔1807〜11〕続・四三回「人間(ニンゲン)一生の哀傷(かなしみ)は、親を喪ひ、子に後るるにます事なし」
 
③人倫の道を堅持する生真面目な人。堅物。

*雑俳・続折句袋〔1780〕「人間で一生仕廻ふ不器量さ」
*雑俳・折句柱〔1795〕「人間に仕てやる慈悲はむごふ見へ」
 
④見どころのある人。人物。人柄。

《スポンサードリンク》
 



数え方人気 [TOP50]ビジネス文書数え方
季節用語の数え方名数一覧(1~100)