数え方(読み方)・単位
一枚 (いちまい) 、一点(いってん)、一杯 (いっぱい)
解説
作品としての錦絵は、刷り200枚で「1杯 (いっぱい) 」と数えます
⇒にしき(錦)
意味
浮世絵の多色刷り木版画の総称。精巧な技術により多くの色を正確に刷り分けて、錦のような美しいいろどりを示す。江戸時代、明和二年(一七六五)絵暦(えごよみ)の流行を契機として、絵師鈴木春信が、俳諧師・彫師・摺師の協力を得て創始、江戸を中心として発展した。浮世絵版画における技巧発達の最終段階を示す。勝川春章・鳥居清長・喜多川歌麿・東洲斎写楽・歌川豊国・葛飾北斎・歌川(安藤)広重など、明和期以後の浮世絵師はほとんどこれによった。江戸絵。東(あずま)錦絵。
*談義本・虚実馬鹿語〔1771〕二・紅粉絵の変化「この比は今のにしき絵の番(つが)ひ絵、覆ひもせずあちこちの店に顕し有る」
*洒落本・弁蒙通人講釈〔1780〕「よし原へ灯籠見物に参りました所が、誠に錦絵(ニシキヱ)のごとく新造禿打連て美を尽したる駒下駄の行かふ有様」
*滑稽本・浮世風呂〔1809〜13〕四・上「それでも此行燈(あんどん)は、錦絵(ニシキヱ)を張たのぢゃアねへ」
*随筆・塵塚談〔1814〕上「浮世草紙迄も似面になれり錦絵と名付色どりも七八返摺にするなり」
*人情本・清談若緑〔19C中〕初・一回「当時は錦絵(ニシキヱ)も強宜によくなった」

